君が佇む 春の大地には

桜色の風が吹き渡り 君の頬を撫でるだろう



君が目を細める 夏の日差しは

向日葵のように一途な 君の背中を支えるだろう



君が見上げる 秋の夜空の月は

咲き誇る秋桜の姿を照らし 君の心を揺さぶるだろう



君が凍える 冬の雪は

君が大切に想う人と君を近づけ 君の体を温めるだろう





もしもこんな時があったなら 君の傍にいるのは僕だったら良かったけど

それでも君が幸せで そして笑顔ならば

君と四季を過ごすのは 僕でなくても構わない